レンタルサーバーとは、そのままですがレンタルできるサーバの事です。
大規模なシステムであれば自前でサーバーを構築している場合も多いですが、相当な費用が掛かります。
※自前で構築するサーバーは自社サーバーと言います。
その為、大手企業やかなり収益を上げているようなシステムでじゃないと、自社サーバーを構築するのは無理です。
そこで、中小企業や個人では構築済みのサーバーを借りることで、費用を安く抑えるのが一般的です。
レンタルサーバーも一昔前と比べるとかなり安くなっていて、最近では個人でも気軽に利用できるレベルにまで安くなっています。
一般的には、「レンタルサーバー = 共用サーバー」と認識されている方も多いですが、
本来は、共用サーバー、VPS、専用サーバーなどレンタルして使用するサーバーは全てレンタルサーバーです。
共用サーバー
共用サーバーは、他のユーザーと1つのサーバーを共有して利用するサービスです。
※他者と共有することで価格を安く抑えることができます。
その為、他ユーザーが何か問題を起こすと、自分が借りているサーバーにまで影響が出る可能性があります。
有名なサービスであれば、エックスサーバー、Conoha WING、さくらインターネット、mixhost(ミックスホスト)あたりになります。
これらの共用サーバーは価格も安く、かなりの高スペックサーバーで、コストパフォーマンスは抜群です。
価格は月額1,000円前後でレンタルすることができます。
専用サーバー
専用サーバーとは、1台のサーバーを一人で使用できるレンタルサーバーです。
その為、何をやってもOKで、設定も自由に変更することができます。
ただし、全て自分自身で設定を行う必要があります。
その為、例えばホームページを公開したければ、公開するために必要なソフトウェアを全てインストールする必要があります。
共用サーバーの場合には全てがインストールされた状態で提供されるので、非常に便利です。
ただし、上記でも述べたように専用サーバーは誰にも影響を与えることなく、自身で全て自由に設定することができます。
それに、専用サーバーは共用サーバーと比べるとはるかにスペックも高いので、
共用サーバーのスペックだと物足りないという方におすすめです。
因みに、専用サーバーは一人で独占できる代わりに価格も高く、最低でも月額で10,000円は掛かります。
VPS
VPSとは、共用サーバーと専用サーバーのいいとこ取りといったレンタルサーバーです。
共用サーバーと同様に1台のサーバーを複数のユーザーと共有して利用します。
ただし、専用サーバーと同じように自由に設定変更を行う権限が与えられているので、
かなり自由度の高いレンタルサーバーと言えます。
価格は共用サーバーより少し高めですが、その分スペックも共用サーバーより高いです。